まくろとは。
はいこんにちは、実崎でっす
今日は連投です。
連投なのです。
さて、直前の記事でマクロレンズを購入した!と申していますが、正直カメラに詳しくない方にはちんぷんかんぷんだったと思いますので、さっくり解説したいと思います。
割りと間違って使われることの多い望遠・ズーム・マクロの3つについて解説しておりますので、もしご興味があればどうぞ!
まずは望遠のお話。(実崎のキタナイ絵での解説ですがご了承を)
この図ではカメラAとBでは装着しているレンズが違います。カメラAは「広角」のレンズを、Bは「望遠」のレンズを装着しています。
図の上の線が撮影される面だとすると、広角のレンズではより広い範囲が、望遠のレンズだと狭い範囲が撮影されることがわかります。
また、「広角」のレンズと「望遠」のレンズで同じ範囲を撮ろうとすると、「望遠」のレンズではより遠い位置から撮影しなければなりません。
つまり、同じ被写体を同じ大きさで撮影しようとした場合、望遠レンズの方がより遠い位置から撮影することが出来るのです。(コレが、舞台やスポーツ観戦等では望遠レンズが利用される理由です。より遠くの被写体でも大きく撮ることが出来るので。)
そして、そのレンズがどの程度の望遠具合なのか、広角具合なのかを示す値が「焦点距離」なのです(もちろん実際には光学的に意味のある数値なのですが、とりあえずの理解ならこの理解でも問題ありません)。
では、ズームとはなんでしょうか。
ズームとは、焦点距離を変更することの出来るレンズです。1本のレンズで複数の焦点距離で撮影することが出来るため、非常に便利です。
ズーム、とは遠くのものを撮影出来るレンズではなく、撮影出来る範囲(焦点距離)の変更出来るレンズと言った意味になります。
逆に、ズームの出来ないレンズを単焦点と呼び、ズームが出来ない代わりに、一般に解像度やF値(レンズの明るさのこと)が向上する傾向にあります。
最後に、本筋のマクロについて。マクロは説明が大変難しいのですが、端的に説明すると、被写体を大きく撮影出来るのがマクロレンズになります。
「ん?」と思われた方は戡がいいかもしれません。
そう、マクロレンズとは近くによれるレンズではなく、「大きく撮せる」レンズなのです。
レンズには最短撮影距離という数値が設定されており、コレは、ピントが合う最も近い距離、と言った意味合いです。
同じ焦点距離なら、より近くで撮影したほうが被写体を大きく撮る事ができるのは、ご承知の通りですが、近づきすぎるとピントが合わなくなってしまうこともあります。
この、最短撮影距離で被写体をより大きく撮すことの出来るレンズが、「マクロレンズ」と言われるレンズになります。
そして、最短撮影距離で被写体をどの程度大きく撮すことが出来るか、を示す値が「撮影倍率」です。
(デジタルカメラのフィルムに相当する部分を受光素子だとかイメージセンサーと言われますが、このイメージセンサーの大きさに対してどの程度の範囲を撮影することが出来るかを示す値です。)
例えば、フルサイズデジタル一眼レフカメラのイメージセンサーは36*24mmですが、マクロレンズの中でも最も撮影倍率の高い等倍(1倍、1:1倍なども同じ意味)では、36*24mmの範囲をそのままイメージセンサーに記録することが出来るのです。
24mmの大きさの被写体を限界いっぱいギリギリまで大写しにしようとすると撮影倍率が等倍のレンズが必要になるということですね。
(もちろん性質上、マクロレンズは近くに寄れるレンズが多いですし、というか同じ焦点距離のレンズで比べればより近づけるレンズがマクロレンズになるのですが、近づける=マクロではないですよっていうのが言いたかったのです。)
さて、尻切れトンボ感すさまじいですが、解説したかったことは以上です。
望遠とズームは別物、マクロとズームも別物、マクロ=近くに寄れるレンズではないということがわかっていただければ記事を書いたかいがあったかな、と言った感じです。